矯正歯科


矯正治療をお考えの方へ

歯並びが悪いと、口元に自信が持てなくなるだけでなく、むし歯や歯周病になりやすくなったり、発音がしにくくなることもあります。
また、食物を噛む能力も低くなります。
歯科矯正はこのような障害を除いて、心身ともに健康な状態にするとともに、このような不正にならないように予防する歯科医学です。

治療開始までの流れ

矯正相談

相談時に、治療開始時期、治療期間、費用および治療の概要について説明をします。

精密検査

不正咬合の状態を正確に調べるために基本検査の他に次の資料をとります。

  • お口の写真
    お口の写真
  • お顔の写真
    お顔の写真
  • レントゲン
    レントゲン
  • お口の歯型(模型)
    お口の歯型(模型)

診断

精密検査による結果をもとに立てた治療計画をお話します。

治療の準備

診断時の治療計画に納得いただけたら治療の準備と歯磨き指導を行います。

治療の準備

いよいよ!治療開始です。

矯正治療について

歯並びの悪い人は、あご(歯槽骨)の大きさと歯の大きさとの釣り合いがとれていない場合が多いようです。小さなあご(歯槽骨)に大きな歯が並べば、出っ歯になったり、乱ぐい歯になったり、八重歯になったりします。こんな時は、土台の大きさを横や前、後ろに広げたり、どうしてもの時は歯の数を減らしてあご(歯槽骨)の大きさにあわせなければなりません。もちろん歯を抜いた場合の隙間は残りの歯を移動して閉じます。
悪い歯並びを治すには歯を移動します。しかし、歯の根はあご(歯槽骨)の中に埋まっているので、歯が動くためには、根の埋まっている周囲の骨が吸収したり、あるいは新たに骨が出来たりする必要があります。この骨の吸収やできあがりの早さは個人差がありますので歯の移動時間にも個人差があります。歯を動かし、上下のかみ合わせを治すのには、短い場合でも2年くらいかかります。

歯並びイメージ

矯正治療の開始時期について

矯正治療をするのに何歳頃がよいのでしょうか。ある場合は乳歯の時期(3〜5才)に、ある場合には永久歯が生えそろった時期に治療した方がよいことがあります。
また、乳歯から永久歯に移行する期間(6〜12歳頃)に治療した方がよい結果を得られる場合もあります。このように不正の種類や程度によって違ってきますので、患者さん一人一人について、よく調べた上でご説明致します。

イメージ

治療を開始する前の診査と検査について

矯正治療をはじめる時には、本人や家族の方々に歯並びに関係するいろいろな質問をさせていただきます。また、歯の型を採ったり、顔やお口の写真、レントゲン写真を撮り、詳細に診査と検査を行います。
この診査と検査の結果を基に、問題とその治療の方法や装置、治療に要する大体の期間などをお話し致します。矯正装置には沢山の種類がありますが、その歯並びを治すのに一番効果的な装置を使います。

矯正治療に伴うリスクについて

矯正治療に用いられる装置は歯に固定され自分では取り外しできないもの(固定式)と、自由に取り外しが出来るもの(可撤式)があります。固定式の装置では歯磨きをうまくしないと装置の周りに食べ物の残りカスが停滞し、むし歯あるいは歯周病の原因となることがあります。食事の後は必ず歯磨きを丁寧に行いましょう。矯正装置をつけた後の歯磨きの方法は指導致します。
また、歯の移動には歯の頭だけではなく歯根の移動も必要です。歯は様々な位置にずれているので、正しい位置に移動する時の方向や量によって歯根に大きな負担がかかり、吸収されることがあります。治療前、あるいは治療期間中に行う診査や検査によってこの負担を出来るだけ小さくし歯根の吸収を押さえるように注意しています。

矯正治療イメージ

治療に伴う痛みについて

治療にとりかかりますと矯正装置を使って歯や骨を動かしていきます。人によって異なりますが、通常、装置を装着あるいは調節して、歯の移動をはじめると半日後くらいから2日〜1週間ほど痛みを感じる場合があります。特に、成人の場合には少し痛みが長引くことがありますが、我慢できない痛みではありません。

治療中の食事について

一般の歯科でつめたり、かぶせたりする補綴物はできるだけとれたりしない方が良いのですが、矯正装置は治療後に必ずはずすものです。従って、矯正装置を歯につける接着材は比較的はずし易いものを使用しています。このため、硬いセンベイや厚い肉、氷などをバリバリかむとはずれてしまいます。また、ガムはくっついてはがれなくなることがあります。硬いものと大きなものや粘着性のものは、治療期間中は避けてください。

矯正治療中の食事は硬いものや粘着性のものは避けてください

通院について

装置が入った後は、一般的には約1ヶ月に一度の割合で通院していただきます。それは矯正装置が働く期間に限度があるからです。あるところまで歯や骨が動いてしまうとそれ以上は装置が働かなくなります。そこで、次に来院日に装置を調節して、ある期間働くようにします。ただ、装置の種類によって成長期や、永久歯に生え代わる時期、後戻り防止の時期などは数ヶ月単位の来院になる場合もあります。指示する間隔できちんと通院しないと、よい治療結果は得られません。

約束を守ることが出来ない方は治りません

予約の約束を守ることができないとか、装置を先生の指示通りに使わなかったり、自分でいじって何度も壊す方がいますが、こういう方の治療の責任は負いかねます。特にお子さまの場合は、治療を始める前によくお話ししておいて下さい。

保定について

歯並びがよくなってからは、歯並びを治すために使用した装置を撤去し、新たに保定装置(リテーナー)と呼ばれる取り外し式の装置を入れて、歯や骨が新しい位置で安定してくるのを待ちます。そのことを保定といい、通常、歯並びを治すのにかかった期間と同じ期間が必要であると言われています。この時期には、通院は2、3ヶ月に一回でよくなります。ところが患者さんの方でこれだけ治ったからもうよいと、勝手に判断して保定装置も使用しないで通院をやめる方がいます。この時期は、見かけは治ったようでも、まだ安定した状態になっていないので、すぐに治療前のような状態に後戻りします。先生が大丈夫と言うまでは保定装置を使っていてください。

保定装置(リテーナー)イメージ

顎関節症について

顎関節症とは、口を開ける時に顎関節部に痛みや音を伴ったり、あるいは動きがスムーズでなかったりするいろいろな症状をまとめた呼び名です。顎関節症は、いろいろな原因が重なって起こると考えられています。その原因の一つとしてかみ合わせによるものもあると考えられていますが、その関係は明らかではありません。かみ合わせを正しくすることで顎関節症の症状が軽減されたりすることがありますが、かみ合わせが原因でない場合は治らない場合もあります。

その他

患者さんの不注意による矯正装置の紛失、または破損については、修理、再製作料として、また、特別な処置が必要になった際は実費を申し受けます。

矯正治療についてのご質問などありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。また、Q&Aのページに矯正に関するものも掲載しておりますのでご覧ください。

資料

下記より矯正治療をお考えの方向けの資料と医療費控除についての資料をご覧いただけます。