ドクター・スタッフブログ

口腔内細菌と全身疾患

2020年6月21日


こんにちは。新札幌いった歯科の湯浅です。

私たちの口の中には300種類以上の細菌がいます。

細菌は虫歯を作ったり歯周病をを起こしたりするとともに、全身の病気にかかわっています。
歯周病は早産や低体重児出産を起こすことがあります。
その他に細菌が直接的・間接的に関係する病気には、肺炎・敗血症・心筋炎・動脈硬化・
糖尿病・皮膚炎・大腸炎・肝炎・リウマチ関節炎などもあります。


細菌から体を守るプラークコントロール

【 肺の病気 】

口から気管を通って肺に入り込んだ細菌が肺炎を引き起こすことがあります。
私たちの体は、食物を飲み込むときに気管にふたをし気管や肺への異物が入るのを防ぐ仕組みになっておいり、この反射が低下するお年寄りに多く起こります。

【 心臓の病気 】

口の中の細菌が血管を通って心臓の内膜に住み着き炎症を起こす事があります。
心臓の弁に障害がある、人工弁を入れているなど、血液の流れがスムーズでない人に多く起こります。

【 糖尿病 】

口の中の細菌が原因で作られた物質が糖尿病に影響を与えます。
血液中に流れ込んだ細菌はTNF-αという物質作り、インシュリンが血糖中の糖の濃度をコントロールする働きを阻害します。

【 血管系の病気 】

動脈硬化症や冠動脈疾患などの原因の一つは口の中の細菌です。
血液中に入り込んだ歯周病原菌が血管壁に感染すると、防御反応により作られた
メディエーターが動脈壁の硬化を起こします。また、歯周病原菌の作用で血小板が塊となり心冠動脈につまることもあります。

*口腔内を清潔に保つことが全身の健康を守る事につながります。
 とくに睡眠中は唾液が出にくくなり、細菌が繁殖しやすい環境になるので寝る前の歯磨きはとても大切です。正しいブラッシングを身に着け日ごろから自分で予防することを心がけましょう!