ドクター・スタッフブログ

『歯の神経をとる』ってどういうこと?

2023年4月19日


みなさん、こんにちは。

新札幌いった歯科です。

 

札幌では例年に比べ2週間近く早く、桜が開花しましたね。

桜が開花してからは少し気温が低い日が続いています。

少しでも長くお花見時期が続けばいいなと思っています。

 

 

さて、本日は『歯の神経』についてお伝えしたいと思います。

みなさんは歯医者さんに行って、「歯の神経をとりましょう」と言われたことはありますか?

歯の神経をとるってどういうこと?と思われた方もいらっしゃるかと思います。

 

 

むし歯が進行すると、歯の表面のエナメル質やその中の象牙質まで穴が開いてきます。

象牙質までむし歯が進行すると、冷たいものがしみたり痛みを感じたりします。

 

さらにむし歯が進行すると、その下の神経(歯髄)まで広がっていきます。

ここまでくると激しい痛みを伴い、何もしていなくても痛みを感じるようになります。

歯髄までむし歯が感染すると、その感染した歯髄を取らなければなりません。

「歯の神経(歯髄)をとる」ということは、虫歯がかなり進行していることを示します。

 

歯髄には様々な刺激を脳に伝える神経の他に、無数の毛細血管やリンパ管などが通っています。

この毛細血管は、歯に栄養と酸素を送る大事な役割を担っています。

歯髄を失うことにより歯を抜く必要はありませんが、歯に栄養が行き渡らない分、

神経を取った歯は欠けたり割れたりし、もろくなってしまいます。

 

また神経がなくなることにより痛みを感じにくくなり、

再度むし歯になってしまうと痛みなどの自覚症状がなく、気付いたときにはかなりむし歯が進行してしまいます。

そして歯の艶を失い、歯の色が変色してくることがあります。

 

歯髄の治療については、いかに唾液など口腔内の細菌を

治療する根の中に入らないようにするか、が大切になってきます。

ですので、当院では『ラバーダム防湿』というゴム製のシートを治療する歯にかぶせ

治療する歯のみをシートの上に出し治療を行います。

細菌感染を防止することで再発のリスクを下げ、クリーンな環境下で治療が行えます。

 

 

海外の歯科医院では使用率が高いラバーダム防湿ですが、

日本で使用している歯科医院は、10%以下だと言われています。

装着すると治療する歯に圧迫感があったり、息がしづらいと感じることもあるかと思いますが、

感染リスクを下げるため、歯を守るためには非常に重要なことなのです。

 

少しでも歯に違和感がある、痛みがあるときは、すぐに歯科を受診してください。

大事な歯を守っていきましょう。