ドクター・スタッフブログ

歯周病とタバコの関係

2020年8月2日


こんにちは、歯科衛生士のあさのです。

タバコが体に悪いことはほとんどの方がご存知だと思います。

喫煙所も減少し、愛煙家の方々は肩身の狭い思いをされているのではないでしょうか?

タバコもどんどん値上げされ、私の周りでもタバコを吸っている方は少ないように思います。

それでもやはりタバコをやめられない!という方もいらっしゃいます。

タバコを吸うと、ニコチンは脳にあるニコチン受容体に結合し、快感を生じさせる物質(ドーパミン)が大量に放出されます。これが、「タバコを吸うと落ち着く」「ホッとする」といった効用が得られるしくみのようです。

しかし、30分もすると体内のニコチンが切れてしまいイライラする、落ち着かないなどの禁断症状があらわれます。さらに体はニコチンを求め、タバコを吸う。そうしてニコチン依存症になっていきます。

タバコの煙には数千もの化学物質が含まれていて、そのうちニコチンや発癌性物質などの有害物質は200とも300とも言われます。

喫煙者は、お口が臭い・ヤニがついて汚いだけではなく、歯周病にかかりやすく、ひどくなりやすいので、治療しても治りにくいことが解っています。ある統計データによると、歯周病にかかる危険は1日10本以上喫煙すると5.4倍に、10年以上吸っていると4.3倍に上昇し、また重症化しやすくなります。

タバコは、肺ガンや脳卒中、心筋梗塞などの深刻な疾患の原因となることは広く知られていますが、歯周病の進行に関わっていることは、残念ながらあまり知られていません。

歯周病はとても怖い病気です。

歯周病によって歯を失うだけでなく、認知症のような重篤な症状をひきおこす恐れがあるのです。

そして痛みの症状が出づらく、自覚症状がない場合があります。歯科医院できちんと定期検診を受けて、歯周病から大切な歯を守りましょう。